タイの官公庁が推すカレーラーメン屋「カオソーイ・ラムドゥアン」さらにそれを上回る近所のお店。
観光庁のホームページで、京都を紹介するページの中に「天下一品・本店」の紹介があったらさぞかしクレームの嵐でしょう。
でも、タイは違う。
個人のお店を載せちゃう。そんな国としてプッシュしちゃうお店。
日本だったら裏でお金が動いてたりしないと実現しないレベル。
でも、そういう情報に踊らされるのも嫌いじゃないし、せっかくチェンマイで暮らしているんだから、カオソーイを食べにいきます。
世界のどこに行っても麺は正義。
向かいます。
しかし、早速バイクがパンク。借りているコンドから出て5メートルほどで。
走ってすぐパンクってことは誰かにやられたのか…
もしくは、ワンコの"オーリィ"が夜通しタイヤと遊んでいたのかもしれない…
そうですね、体重が重いから。その選択肢もあり得ますね。
タイはバイク社会。街には、あちらこちらにバイク屋があります。
下手したら50m間隔レベル。
幸い、道路を渡った所に発見。
バイク屋のアニキは英語がわからないようなので、ジェスチャーで伝えます。
そう。「パン」的な。
でも、10秒に1回は外の道路の様子をチェックするため数秒作業が止まります。
15分くらいでしょうか。元々付いていたタイヤを見せてくれて
「ココがやられてたんだ!」というジェスチャー。
そしてやっとアニキが口を開きます。
「200バーツ!」
お金の話はジェスチャーではなく、しっかり言葉で交わします。
結局、アニキとはお金の話しかしてない。
バイク修理完了!
そして有名店「カオソーイ・ラムドゥワン」
国のホームページには「カオソーイ・ラムドゥアン」とありました。
でも店の看板には 「ア」じゃなくて「ワ」で書かれてる。
日本語に無い発音なのはわかりますが、そこは合わせて欲しかった。
細かいこと言ってすいません。
両親A型だからかな。僕はO型だけども。
外観はこんな感じです。
海外で日本語の看板やメニューを見た場合は、「日本人価格」になっていたりする可能性があるので、気を引き締めて入店します。
そして着席すると
はい。案の定日本語メニュー。
思いついたことが何点か
・「イスラム風の鳥のから揚げと黄色いご飯」
→黄色いご飯は何で黄色くしているのか?
・「カリカリ揚げの豚肉とご飯」
→倒置法
・「カオ・ソーイ ラムドゥアン」
→国のHPには「ア」で書いて、看板には「ワ」メニューには「ア」。振り回しすぎ。
・「40〜50バーツ」
→日本円で200円弱。安い。
カオソーイは、鳥、豚、牛を選べます。
そうです。私は豚です。
こちらが、カオソーイ。これがまた絶品。
スパイスの香りが引き立つスープ。
辛いけど、まろやかな辛さでダメな人にもオススメできそう。
タイラーメンを想像して食べるとその違いに驚くと思います。
そんなカオソーイをサクっと平らげます。
タイ料理って1食が若干少なかったりするので、私のような豚DEBUとしては食べ足りない感じ。
そこで、このお店から数分の距離にある、もう一つの名店へ。
「カオソーイラムドゥアン」からバイクで2分ほどで到着「カオソーイ サムージャイ」
「買い物ついでにカオソーイ食べちゃう!?」という方のバイク
なんかポタポタ垂れております。
ガソリンでしょうか?
いえ、イカです。
できれば早めに冷蔵庫に入れて頂きたい。
そんなイカを尻目にお店に入りましょう。
とっても混んでそう。
中に入ります。
「ラムドゥアン」の数倍混んでます。
現地の人、外国人、共に多し。
ちなみに、店の入り口には
「サテ」というタイの焼き鳥。
忙しい時は、店の内側からも外側からも焼くんですね。効率的。
肝心の麺担当は、スマホ片手(いや両手)にお仕事。
店の中には屋台村のような作りになってます。
やっぱりあります。タイ料理屋さんに99%あると思われる調味料セット。
これの名前知ってる人教えてください。
そしてカオソーイ。
実は食べる前から終わりまで動画を撮ったので、それを逆再生でお届け。
「ラムドゥアン」よりスパイスが強めで辛いです。
揚げてある麺と茹でてある麺がいい感じにカレーにマッチします。
辛いもの中毒な私からしたらこちらの方が断然好き。
人の入り具合からしてこっちの方が人気店です。
チェンマイ滞在中に3回も食べに言っちゃいました。
他でも何回か食べましたが「サムージャイ」が一番美味しいですね。
観光庁がプッシュしてるのに、それを上回るお店ってあるんです。
「カレーは飲み物だ」に実感できる名店。ぜひ。