この物語はフィクションです。

放送作家・ドラマー・色白のカネコアキヒロです。世界2周目!写真と動画を交えて世界中のあんなことからあんなことをお伝えできればと思っております。恐縮です。

【実録】TOEIC300点・ボディーランゲージ800点の私が教える海外で使える値段交渉術

英語がとても苦手です。

むしろ、母国語である日本語も苦手でファッ。

ほら、苦手だからたまにこうなっちゃう。

 

英語ができないくせに海外に行きたい熱が37.2℃くらいありまして「なんとかなる!」と言い聞かせ、無謀にも旅に出ております。

そのため、海外で危ない事件に巻き込まれる事もしばしば。なのでダイニングメッセージだけは決めました。

 

『fry』

 

一瞬、飛ぶのかと見せかけた唐揚げです。

「私の好きな唐揚げを最後によろしくピョン」意訳するとそんな感じでしょうか。

これだけ謎めくダイニングメッセージを残せれば、あの金田一少年もじっちゃんの名にかけられないでしょう。

 

 

TOEICは受けた事ないのですが、先日フィリピンの方に聞いたら「300点くらいじゃないの?」と言われました。

一般のテストが100点で満点なことを考えると300点は喜べる数字でしょう。

英検に関しましては、人生で最も英語が出来た中学3年ごろに3級を取得しております。恐縮です。

 

 

そんな私ですが、ボディーランゲージの点数は800点と自負しております。

風邪で体調が悪くても730点くらい、唐揚げを食べた後であれば、812点は目指せるかなと。

今日は、海外旅行ではつきものである「値段交渉術」を皆さんに教えてしんぜようと思います。

 

 

実録:タクシーを貸し切りの値段交渉

「タクシー貸し切り」

ビッグビジネスの香りがプンプンするこの言葉を海外で成し遂げたい人は多くいるはずです。

今回はチェンマイのとあるタクシー運転手さんとの攻防を振り返りながらお伝えして行きます。

 

<条件>

①貸し切る人数:4名

②時間:1日

③目標の値段:900バーツ(3000円未満)

 

 

まずは登場人物のご紹介。

f:id:kanekoakihiro:20170516084206j:plain

ソンテウ(タクシー)運転手のチャイチャイさん。

今回は「アニキ」と呼ばせて頂きます。

 

 

 

f:id:kanekoakihiro:20170516084311j:plain

 私「1日でいくらくらいですか?」

 

 

f:id:kanekoakihiro:20170516084413j:plain

アニキ「ええと…2000バーツ」

 

 

 

f:id:kanekoakihiro:20170516084421j:plain

私「うむむ…」

 

 

 

f:id:kanekoakihiro:20170516084405j:plain

 私「じゃあいいや!」

アニキ「ちょっと待ってくれ!(笑)」

 

 

f:id:kanekoakihiro:20170516084311j:plain

私「じゃあ、200バーツ(10分の1)は?」

 

 

 

f:id:kanekoakihiro:20170516084322j:plain

アニキ「ちょっと来てくれ」

 

 

 

f:id:kanekoakihiro:20170516084331j:plain

アニキ「お前の行きたいところは遠い!じゃあ1500でどうだ?」

 

 

 

f:id:kanekoakihiro:20170516084231j:plain

私「たか〜〜〜〜〜い!」

 

 

 

 

f:id:kanekoakihiro:20170516084439j:plain

私「わかった!210バーツでどう?(全然歩み寄ってない)」

 

 

 

f:id:kanekoakihiro:20170516084429j:plain

アニキ「それは無理だって!お前はバカか!(笑)」

 

 

f:id:kanekoakihiro:20170516084238j:plain

アニキ「じゃあ1200!」

私「オーマイガー!!!!」

 

 

f:id:kanekoakihiro:20170516084456j:plain

警備員「楽しそうですね。」

2人「ああ!ブラザーだからな!」

 

 

 

f:id:kanekoakihiro:20170516084339j:plain

私「じゃあ250!これならお互いに幸せ!」

 

 

 

f:id:kanekoakihiro:20170516084348j:plain

アニキ「バカヤロー!上がってないじゃねぇか!(笑)」

私「わかった(笑)じゃあ700!」

 

 

 

f:id:kanekoakihiro:20170516084223j:plain

私「頼むよ!アニキ!」

アニキ「いや、だめだ!」

 

 

 

f:id:kanekoakihiro:20170516084246j:plain

私「じゃあファイナルプライスをくれ!」

 

 

 

f:id:kanekoakihiro:20170516084254j:plain

アニキ「(小声で)1000だ!」

 

 

f:id:kanekoakihiro:20170516084447j:plain

私「ムムム…(30秒ほどの沈黙)」

 

 

 

 

f:id:kanekoakihiro:20170516084303j:plain

私「900でどうだ!」

 

 

 

f:id:kanekoakihiro:20170516084356j:plain

アニキ「わかった!お前には負けたよ!900な!」

 

 

 

f:id:kanekoakihiro:20170516084214j:plain

私「値段が決まったことを記念して写真を撮ろう!」

アニキ「そうだな!」

 

 

 

こうして無事に900バーツで確定!

道中楽しく盛り上げてくれたので…

f:id:kanekoakihiro:20170516084523j:plain

別れる際に

 

f:id:kanekoakihiro:20170516084531j:plain

 少し多めに1000バーツを払って、お別れしました。

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

上記エピソードはかなり盛ってる部分がありますが、私は値段交渉の際に「相手のテンション」を重要視してます。

どこに行っても、観光客の価格を言ってくるのは共通なので、あらかじめ相場を調べておき、どのくらい下がるかをイメージして、テンションで乗り切ります。

 

流れとしては…

  1. 値段を聞く
  2. 相手から観光客価格を言われる
  3. オーバーリアクションで驚く
  4. 現地値段より低い値段を、冗談とわかるように伝える
  5. 向こうも驚く(笑う)
  6. 値段交渉を開始するが、こちらはあくまでもボケ倒す
  7. だんだん値段が下がってくる
  8. 良いと思ったところで購入。

 

一番重要なのは、冗談だと分からせることと、相手がその冗談に乗ってくることです。

真面目に「NO!」と言われた場合は、すぐ立ち去ります。(その際に声をかけてくるようなら脈アリかも)

 

また、楽しかったり、良い体験をくれた人にはその分多めに払ったりすることで、お互いに得した気持ちで終われます。

 

値段を安くしようという気持ちだけで、怒ったりせず、楽しく値段を下げる交渉をしてみてはいかがでしょうか。

 

 

本日も、貴重な時間を削ってしまい申し訳ありませんでした。

では、また明日!